私だって小さい頃はウェディングドレスを着るのを夢見ていた。

親戚のおねーさんの結婚式に行って、私も明治記念館で結婚式したい、3回はお色直しする、とかいろいろ勝手に決めていた。

でも結婚ってそんなにいいものなのかと思うようになったのが小学生の頃。

我が家は父・母・私の3人家族だったけど、すごく居心地の悪い家庭だった。私は早くこの家を出たいと思っていたし、男だったら出ていたと思う。そして父と母の仲もあまりよくなかった。子どもから見てもうちの父はいい男だし、結構オイタもしたらしい。母も結構悩んでいたんだろうな。

でもそんな仲の悪い親を見つつ、家庭の居心地のよさも分からないまま育った私としては、私はそんな風にはならない、いい家庭を築き上げる!と思うか面倒だから結婚なんかしなくてもいいか、の2つなのよね。

そして私も何度か結婚のチャンスはあった。Hの相性のいい男、寂しがりな年下の男、守ってあげたいと思った男・・・。

でもどれもやっぱりうまくいかなかった。

だってめんどくさいんだもの。

まあ、私は自分のプライドが傷つくのがいやだから自分からすきすきっていかないというのもあるのと、私によって来る男はか弱い男ばかりだった。こっちのおかん心がくすぐられるくらいならいいけど、そればっかりだといい加減いやになるわけで。

でも1回くらい結婚ってしてみたかったな。

この間、2つ上の先輩(♀)とランチに行って。その人がいきなり「私、1回くらい結婚してみたい!」とか言い出して。私より結婚に縁のなさそうな人が何を言うのかと思ったけど。

そして先日、高校のときの同級生に会って話をしていたら。別に結婚はどうでもいい、でも何かを共有できる人がほしいという。

そう、そうなのよ、パートナーがほしいのよね。

それはすごくよくわかる。家庭というものにしばられて、子どもの世話、夫の浮気に悩まされるような生活はいや(←いや、みんながみんなそうとは言わないけどさ)

でもアラフォーにそんな都合のいい人なんて現れるわけもなく。今の私によって来るのはおかんのおっぱいを求めるような若造か、奥さんとの生活に飽きちゃって2人目の女を欲するおっさんくらいなわけで。

人間、いろいろ経験をするとわかってくるけど、はやっていた当時はわからなかった大黒摩季の歌が過ぎ去ったこととして理解できる自分がいる。ああ、もうあの頃の大黒摩季を越えてしまったのだなあ。

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